要チェック‼改正の手取り収入への影響
ライフプラン
昨年末に2025年度の税制改正大綱が公表されました。大綱で示された、課税最低限の金額の引上げや扶養控除の見直しは、ご家族の方のパートやアルバイトはもちろん、みなさんの給与の手取り額にも影響があります。
●非課税の範囲が広がります
現状、収入が103万円以上の方は課税されますが、改正案では123万円に引き上げられます。税金を払いたくない方も、123万円までは働けることになります。尚、パートやアルバイトだけではなく、フルタイムで働いている単身の方でも、非課税枠が増える恩恵はあり、収入に応じて5000円~2万円程度手取りは増える見通しとなっています。

●配偶者やお子さんの働き方がみなさんの収入に影響します
また、扶養に入っている方が働く場合、扶養の範囲内かどうかで、世帯の手取り額には差が生じます。配偶者の収入が150万円を超えると、みなさんの税金が徐々に増えるのですが、学生アルバイトは103万円を超えると、みなさんの税率が10%でも税金が一度に10万円以上も増える仕組みでした。ここが、学生アルバイトも150万円から徐々に税金が増える仕組みに改められる見通しです。
●社会保険料もあわせてチェック!
実はパートやアルバイトの働き方を考えるにあたっては、もう一つ大きなポイントがあります。社会保険料の負担です。130万円(企業規模によっては106万円)の壁とも呼ばれていますが、壁を超えると一度に負担が15万円くらい増えます。この点、配偶者の壁は変わりませんが、学生の場合は国民年金の特例があり、さらに、この2月末に、健康保険料も
年収150万円まで負担しなくてもよくなる変更が予定されているとの報道がありました。
●個別相談でご自身・ご家族に最適なライフプランを!
手取り収入は重要ですが、最適な働き方はご家族のライフスタイル、将来設計によっても変わってきます。また、制度の変更も頻繁に行われていて、最新の情報を把握しないと、思わぬ負担が生じることもあります。制度変更の流れを正しく理解して、ご自身・ご家族に合ったライフプランを立てるためにも、是非顧問FPである弊社の無料個別相談をご活用ください。
