日経平均株価が過去最高値

日経平均株価が4万円に迫る勢いで上昇しています。半導体関連の銘柄が値上がりを支えている状態ではありますが、世の中の賃上げムードも相まって数字上は景気が回復しているように見えますね。
私たちの年金の運用であるGPIFも2023年第3四半期での累積収益額が132兆4000億円越えとなっています。GPIFは2015年度以降、現在の4資産(日本株式・外国株式・日本債券・外国債券)を均等配分したポートフォリオとなっていますが、それまでは債券中心の保守的な運用でした。それでも利益が132兆円越えという結果を出しているのは、まさに長期分散投資の効果を見せてくれているようで、普段、資産運用セミナーで分散投資の効果を説く私たちにとってはとても心強い状況になっています。

GPIF2023年度第3四半期運用状況(速報)より

リセッションはいつ起こるのか?

しかし、景気というのは好調の時もあれば不調の時もあります。

 こうなると気になるのがリセッション(=景気後退)はいつ起こるのか、ということではないかと思います。おそらく皆様が運用している特定口座や確定拠出年金口座、NISA口座で保有する金融資産は毎日見るのが楽しみなくらい増えているのではないでしょうか。これがひとたび景気後退局面になると、やめてくれと言いたくなるくらいに資産額が目減りしていくのを目の当たりにするのです。それはおそらく、確実にやってきます。さらに残念なことに、それがいつ起こるのかは誰も見通すことが出来ないのです。

 それでは、私たちのような臆病な投資家はどうすればいいのでしょうか?

 答えは簡単です。普段セミナーでお伝えしているように、推測に頼らない仕組みを作った投資を実践するのみです。景気が良くなるのか、悪くなるのか、といった推測に頼らず時間分散・資産分散・長期運用という投資の三原則をうまく活かした投資の仕組みづくりによって、景気の変動で右往左往しない資産運用のスタイルを確立できていればいいのです。

 過去、当社の資産運用セミナーを受講されたことがある方は、ぜひ当時のレジュメを見返してみてください。受講されたことがない方は、ぜひマネー相談を利用してみましょう。投資はギャンブルではありません。きっと皆様のライフプランを実現するための投資術を学ぶことができると思います。